日本では賭博行為が違法とされているので、カジノでのギャンブルも違法とされています。カジノの中には対面でギャンブルを楽しむだけでなく、オンライン上でカジノを楽しむことができるオンラインカジノがあるのをご存知でしょうか？オンラインカジノは通常のカジノと同様にギャンブルを楽しむことができ、金銭を稼ぐこともできます。オンラインカジノを日本で楽しむのであれば、安全に楽しみたいですよね。ここでは、日本でのオンラインカジノの合法性、違法性を問われるケースについて解説します。
1.オンラインカジノの合法性
賭博が違法行為と見なされる日本において、オンラインカジノは問題ないのか気になりますよね。オンラインカジノを取り締まる法律はなく、合法性と違法性の線引きが曖昧なのが実情です。日本人も参加しているほとんどのオンラインカジノは海外で運営されており、日本国内での賭博罪は適用されません。海外で運営されている場合、インターネットサーバーと運営元が海外にあるため、日本の法律で裁くことは不可能です。海外で運営されているオンラインカジノは、その国でのライセンスを取得することで運営が認められるので合法だといえます。海外では合法のオンラインカジノですが、日本で違法になってしまうケースもあるので注意するようにしましょう。
2.違法性が問われるケース
海外でライセンス取得していることで合法なオンラインカジノですが、日本で違法になるケースについて把握しておかなければなりません。日本でオンラインカジノの違法性が問われるケースは主に3つあります。
- インターネット店を利用する
- 申告納税を行なわない
- 第三者への金銭の授受
それぞれ説明しますね。
・インターネット店を利用する
インターネット店は裏カジノとも呼ばれる違法な店舗であり、店舗に備えられたパソコンからオンラインカジノを楽しめます。通常であればオンライン決済やクレジットカードでオンラインカジノを楽しむことになりますが、インターネット店では従業員に現金を支払うことでカジノで遊べます。日本国内に店舗があるだけでなく、従業員を通して金銭の授受が発生するので違法性が高いです。「インターネットカジノ」という看板を見かけても近づかないようにすることをおすすめしますよ。
・申告納税を行なわない
オンラインカジノでの収益が20万円もしくは38万円以上ある場合、所得税の確定申告を行わなければなりません。会社員は所属している企業が源泉徴収を行なってくれるので、確定申告をする機会が無い人も多いのではないでしょうか。オンラインカジノで得られた収益を申告納税しないことで、脱税や所得隠しという認識を持たれてしまいますよ。
・第三者への金銭の授受
第三者のアカウントでオンラインカジノを利用して、第三者との間で金銭の授受が発生した場合は違法賭博に該当します。第三者のアカウントでオンラインカジノを楽しむだけであれば、カジノ側の利用規約に違反するだけですが、金銭の授受が認められることで賭博罪に問われます。第三者のアカウントを利用する際は注意するようにしましょう。
3.まとめ
賭博行為が禁止されている日本でカジノを楽しむ方法の1つとしてオンラインカジノがあります。オンラインカジノは通常のカジノと同様に金銭の授受が発生しますが、取り締まる法律がないために合法性と違法性が曖昧なグレーゾーンだといえるでしょう。正しく遊べば合法なオンラインカジノですが、第三者への金銭の授受が発生したり、一定以上の収益がある場合での申告納税を怠ると違法性が問われます。インターネットカジノを掲げている店舗には近寄らず、自分だけでオンラインカジノを楽しむようにしましょう。
